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モノづくりの主要素材の1つである鉄鋼製品は主に粉状原料である鉄鉱石(酸化鉄)を還元することで製造されている。図1に製鉄所の主要設備である高炉プロセスの概要を示す。高炉は還元性ガス(COやH2)を用いて鉄鉱石から溶けた銑鉄を製造するプロセスであり,大量のガスを使用することから炉内の通気性が重要となる。そのため国内では一般的に粉状鉄鉱石は焼成・塊成化され,焼結鉱として使用されている。この焼結鉱を製造する焼結プロセスでは大量生産(1万t/日以上)に適したドワイトロイド(DL)型焼結機が現在広く普及している。DL型焼結機では一般に鉄鉱石と石灰石(フラックス),粉コークスなどを水(バインダー)と共にドラムミキサーで造粒した後に,その混合原料を着火し,空気を流すことで燃焼反応を促進させるプロセスである。そのため焼結プロセスにおいても機内の通気性と生産性に密接な関係があり,混合・造粒過程での擬似粒子化が重要な技術となっている。 ...
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