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2030年に向けた化学工学系流体シミュレーションの執筆依頼をいただいたので,著者の専門とする粉体・混相流の数値シミュレーションにおいて広く用いられるラグランジュ的手法のDiscrete Element Method1)(以下,DEM)の10年後の姿を思い浮かべながら述べたいと思う。手法の如何を問わず,Modeling & Simulationは次世代のものづくりの中核をなすCyber Physical System(以下,CPS)の構築に大きく寄与すると思う。CPSを用いたものづくりにおいて,コンピュータシミュレーションには,実現象の再現性の良い計算モデル,現実世界であるフィジカル空間とサイバー空間を同期しやすい壁境界モデル,データサイエンスの活用などが求められる。そこで,本稿では,粉体プロセスのCPSの構築に期待される粉体・混相流の数値シミュレーション技術について述べる。 ...
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