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2024 Vol.88 No.1 トピックス

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トピックス 連続固液分離装置の自律システム化を目指した研究開発

トピックス

新しい発想に基づく防爆ドローン規格の提案

 日本の多くの化学プラント等は高経年化が進んでおり,保守点検は重要な課題である。近年,ドローンを用いて従来は観察が困難であった箇所の画像を撮影し解析することによって,目視では検出困難な異常を発見する等の取り組みが進められている。更に今後はプラントにおける水素製造・貯蔵が拡大すると考えられ,その漏洩・爆発リスクの早期発見のためにもドローンの活用は極めて重要である。  しかし現状では,プラント内の多くの場所で通常のドローンを飛行させることができない。というのは,プラント内の多くの場所は「危険区域(引火性の蒸気又は可燃性ガスが爆発の危険のある濃度に達するおそれのある区域)」に設定されており,そこでは爆発などを防止するため「防爆構造」(IEC60079シリーズ規格)を持った電気機械器具を使用しなければならないためである。危険区域で飛行させるためにはドローンを防爆化する必要があるが,現行の防爆規格は飛行する電気機器を想定していないため,それに対応した規格が整備されていない。  仮に現行規格を適用して防爆ドローンを製作すると非常に重くなると考えられる。既存の市販部品を用いて防爆ドローンを構成した場合,重量が34 kgになる...

牧野 良次

牧野 良次

産業技術総合研究所安全科学研究部門

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トピックス 連続固液分離装置の自律システム化を目指した研究開発

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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