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2024 Vol.88 No.2 トピックス

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トピックス 機械学習を援用した食品プロセス研究の最新動向

本会の動き 2023年第49回経営ゼミナールに参加して

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トピックス

代謝工学的アプローチによる微生物共培養の
技術革新及び最新の研究動向

 現在,微生物を用いて様々な有用化合物を生産しようとする研究開発が世界中で繰り広げられている。既に産業化されているものの代表例としては,(株)カネカによるPHBH(3-ヒドロキシブチレート-co-3-ヒドロキシヘキサノエート重合体)の微生物生産が挙げられる。これらに加え,近年では日本ゼオン(株),横浜ゴム(株)及び理化学研究所の共同研究チームが微生物を用いた再生可能資源からのバイオブタジエン生産を報告しており,社会的な持続可能社会構築の要請と相まって,微生物を用いたクリーンなプロセスによるモノづくり技術は発展の一途を辿っている。以上のように,微生物を用いて様々な有用化合物を生産可能になってきているが,何れも合成生物学及び代謝工学の技術を駆使することにより,ある単一の微生物を高機能化し,その単一の微生物を培養することで目的の化合物を得るという戦略が軸となっている。  一方,ここで伝統的な醸造産業に目を向けてみると,全て単一の微生物種のみで完結するようなものはほとんどない。清酒造りでは麹菌,酵母,乳酸菌が共生し,酢酸発酵では酢酸菌,乳酸菌,酵母がお互いのメリットを享受し合い生存し,我々の生活に欠かすことのできないモ...

野田 修平

野田 修平

神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科/(国研)科学技術振興機構

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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