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2024 Vol.88 No.2

巻頭言

特集

ペプチド科学の最近の進展

 ペプチドとはアミノ酸が2 ~ 50 程度つながったものであり,アミノ酸の種類や配列により種々の生理活性を有するものも多い。薬学分野では比較的古くからペプチド医薬の開発がおこなわれているが,近年,マテリアル分野とペプチド科学の融合による生医学用材料・ナノ機能性材料への応用も注目を浴びている。今やペプチドは,従来の合成化学的視点だけではなく工学的指向の研究により,創薬にとどまらず様々な分野への展開が進められている。そこで本特集では,ペプチドの基礎及び合成から創薬及び診断への応用について,さらにはペプチドを機能性材料として用いるための設計やAI による探索について紹介する。

(編集担当:大石孝洋)

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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