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2024 Vol.88 No.3 特集

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特集 イオン液体の特性を持つオルガノシリカ膜による
ガス蒸気および液体分離

特集 イオン液体を用いた
アルミニウム地金の新製造技術開発

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特集

イオン液体と化学工学
混合イオン液体膜を用いた
Direct Air Capture技術の開発

 パリ協定で掲げられた1.5℃シナリオの実現に向けて,2050年までのカーボンニュートラル,それ以降のネガティブエミッションが必要とされる1)。カーボンニュートラルを達成するには,電力の脱炭素化,省エネルギー化,燃料転換,大規模排出源からのCCUSだけでなく,大気中のCO2を直接回収・固定するネガティブエミッション技術(NETs)の社会実装が必須である。  NETsには,植林,ブルーカーボン,バイオ炭,風化促進,Direct Air Capture with Carbon Storage(DACCS)などが挙げられる。DACCSは回収CO2当たりのコストが最も高い部類のNETsであるが,その削減ポテンシャルは大きい2)。技術革新,効率化,規模の経済によりコストが低下すれば,他のNETsと比較して高い競争力を持つ可能性があるとされている。また,DACCSには,設置場所を選ばない,食糧生産と競合しない,CO2削減量が明確であるといった長所がある。  欧米の企業を中心にDirect Air Capture(DAC)技術の実証が進められており,商用プラントも稼働している。各企業が利用するCO2分離技術は化学吸収法もしく...

牧野 貴至
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牧野 貴至

Membrane-Based Direct Air Capture Technology Utilizing Ionic Liquid Mixtures

Takashi MAKINO(正会員)

  • 2006年 大阪大学大学院基礎工学研究科物質創成専攻博士後期課程修了 博士(工学)

  • 産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門 研究グループ長

河野 雄樹
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河野 雄樹

Yuki KOHNO(正会員)

  • 2012年 東京農工大学大学院工学府生命工学専攻博士後期課程修了 博士(工学)

  • 産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門 主任研究員

織田 博史
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織田 博史

Hirofumi ODA

  • 1991年 大阪市立大学理学部理学研究科前期博士課程修了

  • (株)ダイセル 事業創出本部 事業創出センター 主席部員

大和 洋
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大和 洋

Yo YAMATO

  • 1992年 関西学院大学大学院理学研究科化学専攻修士課程修了

  • (株)ダイセル 事業創出本部 事業創出センター 主任研究員

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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