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巻頭言
特集
化学プラントは反応器や原料タンク，配管，ユーティリティ設備などから構成されており，プロセス特性に応じて，温度・圧力など様々な条件下で運転されている。当然ながら，そのプロセス装置は事故やトラブルなく安定に運転する前提で設計されているが，近年では新プラント建設が少なく高経年化している傾向である為，いわゆる装置寿命を如何に延長しながら安全に操業していくかが課題である。本特集では，化学プロセス装置における材料腐食劣化に焦点を当てる。特集前半部では，化学プラントにおける腐食現象のインパクトを紹介したうえで，メカニズムをフォローする。後半部では，化学プラントを構成する熱交換器や反応器，配管における腐食現象と対応事例を紹介するとともに，近年で開発が盛んであるAIの活用事例や，防食技術の研究事例を紹介する。読者における現場課題のきっかけになれば幸いである。
Current Status and Future Issues of Chemical Industry of Japan as Seen From Corrosion Cost Surveys
Fundamental Approach for Understanding of Corrosion Phenomena from Engineering Perspective
High-Speed Inspection Technology for Carbon Steel Heat Exchanger Tubes
－MFR：Magnetic Flux Resistance－
Remaining Life Estimation of Catalyst Tube Materials
Development of the Model to Estimate Corrosion Under Insulation Based on the Inspection Data
Development of AI for Plant Maintenance－Trial for Establishment of AI Substituting Expert’s Tacit Knowledge Judging Degradation Mechanisms for Plant Maintenance－
Automated Corrosion Inspection System
Self-Healing Corrosion Protective Coatings
学生会員の声
広がれ！ダイバーシティ
VISION2023
本会の動き
The Award for Distinguished Service to SCEJ Divisional Activity
Online ISSN : 2435-2292
Print ISSN : 0375-9253
2022 Vol.86 No.6
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