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2020 Vol.84 No.11 特集

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特集

農学における化学工学 〜粒子,流体,コロイド・界面,の観点から〜
複雑流体として見た微生物分散流体とその流動シミュレーション

 複雑流体とは,流体内部に原子・分子スケールよりも大きな構造をもつ流体で,その代表例として,高分子流体,液晶性流体,界面活性剤分散系,種々の粒子分散系(サスペンション),エマルションなどが挙げられる。流体内部構造は流れによって変化し,その結果,複雑流体のレオロジー特性は非常に複雑なものとなり,水などのニュートン流体には見られない特異な流動挙動が現れる。したがって,流動による流体内部構造の変化(流動誘起構造)に基づいた解析が複雑流体の流動メカニズムの本質の解明につながると考えられる。そのため,流動誘起構造に着目した流動解析が近年の解析方法の主流となっている。  我々は高分子流体,界面活性剤分散系,種々のサスペンションについて,流体内部構造のシミュレーションとマクロ流動のカップリングをおこなった数値解析をおこなってきた。その中で,ミセルや繊維のフロック(floc,軟凝集・塊)の流動による生成と破壊を考慮したサスペンションの数理モデルの検討を進めていた際に,動物学の分野で,鳥や魚などの群れがフロックと呼ばれていることを知る。そして,少し調べてみると,個体間の相互作用による自己組織化によってフロックの形状が変化したり,...

山本 剛宏
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山本 剛宏

Suspension of Microorganisms as a Complex Fluid and Its Flow Simulations

Takehiro YAMAMOTO

  • 1993年 大阪大学大学院工学研究科産業機械工学専攻博士前期課程修了
    1999年 大阪大学 博士(工学)

  • 大阪電気通信大学工学部機械工学科 教授

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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