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2000年以降,プロセス強化やグリーンプロセス工学の観点から,複数の単位操作の統合化,変動操作などの非定常操作,各種エネルギー場(プラズマ,光,超音波など)の利用などによる,化学装置やプロセスの生産性,操作性,安全性などの性能を従来に比べ飛躍的に向上させるためのプロセス技術の設計・開発戦略の確立が求められている。 その一つとしてマイクロリアクターなどが新規反応装置として着目されている。反応空間が非常に小さいため,精密な温度制御が可能,混合性能が良いという利点があり,精密な反応場の制御が可能となり,ナンバリングアップにより高付加価値のファインケミカル分野への応用は期待されるが,大量生産には不向きである。このように,化学装置やプロセスの生産性,操作性,安全性などの性能を従来に比べ飛躍的に向上させたプロセス技術の設計・開発戦略の確立まで至っているケースは多くない。 一方,医薬品分野では,薬物の体内分布を時間的・空間的に制御することを目的としてドラッグデリバリーシステム(DDS)への関心が高まり,様々な角度から研究がおこなわれている。特に,ナノスケールで精密設計された高機能化薬物運搬体の開発において,生体適合性の...
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