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2022 Vol.86 No.3 特集

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特集

2030年に向けた化学工学系流体シミュレーション
スーパーコンピュータの最新動向と混相流シミュレーション

 化学工学において,コンピュータによる流体解析の重要性は益々高まっており,その中でも混相流シミュレーションは近年大きく発展した領域である。流体シミュレーションは多くの場合,空間を格子や粒子で離散化し,格子点(セル)や粒子上で離散化した流体方程式を計算する。本稿では,広く用いられている格子を用いたシミュレーションに話を限定することにする。解析領域に対して多くの格子点(細かい格子)を用いると計算精度が向上し,実験との定量的な比較が可能になる。様々な制約から実験できないことに対しても計算で予測することが可能になり,新しい発見やメカニズムの理解に繋がるなどの質的な変化が期待できる。  一方で高解像度計算や詳細なモデルを用いたシミュレーションは計算量が増大し,多くの計算資源を必要とする。スーパーコンピュータ(スパコン)による流体シミュレーションは早い時期からおこなわれている。2021年のノーベル物理学賞は大気と海洋を結合した物質の循環モデルを提唱し,スパコンを用いて気候変動のシミュレーションをおこない,二酸化炭素濃度の上昇が地球温暖化に影響するという予測モデルを世界に先駆けて発表した内容に対して贈られた。その中で,流体シ...

青木 尊之
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青木 尊之

Latest Trend of Supercomputers and Multiphase Simulations

Takayuki AOKI

  • 1985年 東京工業大学大学院総合理工学研究科修士課程修了

  • 東京工業大学学術国際情報センター 教授

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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