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2022 Vol.86 No.4 トピックス

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水素吸蔵合金を利用した熱駆動型の水素昇圧手法

 水素吸蔵合金とは,可逆的に水素化・脱水素化し,水素を繰り返し吸蔵・放出可能な合金を指す。この性質を示す合金に関する論文は1960年代から報告され始め,アメリカのブルックヘブン国立研究所で1964年にMg2Ni,1974年にTiFeが,オランダのフィリップス研究所で1970年にLaNi5が発見されている。この中でも,LaNi5は常温且つ10気圧を超えない常圧付近の圧力で水素を吸蔵・放出することから,水素吸蔵合金の代表格として数多くの応用研究に用いられている。また,水素吸蔵合金は,構成元素の一部を別の元素で置換することによって,水素の吸蔵・放出特性が変化するため,目的に応じて様々な組成の水素吸蔵合金が開発されている。  合金の水素化物の内部に存在する水素の体積密度は,標準状態の水素と比較して1,000倍以上である。LaNi5のような常温且つ常圧付近の圧力の下で水素を吸蔵・放出する合金を用いると,極めて穏やかな条件において,液化水素を凌ぐ高い体積密度で水素を貯蔵できる。ただし,水素吸蔵合金が水素を吸蔵する反応は発熱反応であり,放出する反応は吸熱反応であるため,温度によって平衡条件が変化する。そのため,反応を制御する...

奥村 真彦

奥村 真彦

  • 仙台高等専門学校

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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