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持続可能な循環型社会を実現するためにカーボンニュートラルや資源・エネルギー枯渇が課題となっている。その対策として,低燃費,低排ガスのハイブリッド自動車(HEV)や電気自動車(EV)などの電動車や再生エネルギー(太陽光発電や風力発電など)向けの蓄電池システムに大型リチウムイオン電池の導入が進められている。これらの用途では,携帯機器用の小型リチウムイオン電池を超える高い性能要求がある。特に,高出入力,高エネルギー密度,長寿命,急速充電,低温性能に加え,高い安全性と信頼性が求められる。例えば,EVにおいては,利便性からは走行距離の伸長(エネルギー密度UP)と共に急速充電性能が求められる。更に,広い温度範囲で大きなエネルギー量で充放電サイクルを長期間繰り返すため,厳しい寿命性能と安全性が求められる。また,経済性と環境保全の両立から車載用電池の二次利用が求められる。寿命性能に優れた電池の残価価値UPとライフサイクルアセスメント(LCA)が重視される。EVが本格普及すると,電池材料資源の大量消費と価格高騰が課題となるため,長寿命なリチウムイオン電池のリユースとリサイクル技術が必須となる。従って,大型リチウムイオン電池は,...
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