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この度はこのような執筆の機会をいただきまして誠にありがとうございます。少しでも学生の皆様の参考になれば幸いです。これまでの学生生活を振り返りながら,研究生活を通じて学んできたことについて書き記したいと思います。 私は現在博士課程2年で,分子動力学シミュレーションを利用した有機分子修飾ナノ粒子/分散媒間の親和性に関する研究をおこなっておりますが,大学院進学の際に研究室配属を変更した経験があるので,まずはその経緯について話したいと思います。私が化学・工学の道に進んだきっかけは環境問題への興味でした。高校生の時に,植物の光合成を模したエネルギー変換技術(人工光合成)の存在を知り,そのような研究を通じて社会に貢献したいと考えていました。そのため,環境問題の解決のためには化学の視点は不可欠であると考え,進路選択しました。学部4年次に実験を中心とする無機材料の研究室に所属しましたが,当時の私は実験を覚えるのに時間がかかり,沢山失敗もして,セミナー等でも的を射た質問ができず,研究者になれるかどうか不安な気持ちでいっぱいでした。しかし,研究活動を続け,学部生以上のスキルを身に付けたい気持ちがあったので,心機一転して研究室を...
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