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巻頭言
特集
バイオミメティクスとは,生物の構造や機能,生産プロセス等から着想を得て,新しい技術の開発やものづくりに活かそうとする科学技術であり,新規材料や生産技術開発に革新をもたらすものとして期待されている。近年,サメ肌を模倣した競泳用水着のように,バイオミメティクスの活用による効果が実証された注目度の高い研究・製品化事例が国内外で見受けられる。しかし,欧州等と比較するとその取り組みは進捗に遅れをとっている状況である。その理由として,バイオミメティクスは学際的な領域であり,実用化においては,解析・モデル化した有用な「生物」の機能を「工学」へ技術展開することが求められるところ,工学,生物学を含めた異分野連携が不足している点が挙げられている。
そこで,本特集では,バイオミメティクスを取り巻く現状と課題,研究段階から異分野連携による開発事例まで広く対象とし,バイオミメティクスを活用した技術革新事例をご紹介することで,工学への技術展開を促しイノベーション創出の一助とする。
Liquid Marble Engineering: Handling of Liquid Based on Nature Technology
Pumpless Liquid Transport Mimicked by Legs of Ligia exotica
Reduction of CO2 Emissions by Promotioning of Low-Friction Ship Bottom Paints
Structure of a Foot-Hair of Gekko japonicus-Development of a Biomimetic Life-Assist Gloves
Development of MITSUHA for Canoe Slalom
Form Utilizing the Lotus Effect to Improve the Surface Quality of Concrete: Art Form
Development of Novel Ammonia Synthetic Methods Alternative to the Haber-Bosch Process by Mimicking Enzymatic Reactions of Nitrogenase in Legume Rhizobia
Database of Biodiversity and Biomimetics
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