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2023 Vol.87 No.12 特集

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特集 液体クロマトグラフィーとキラル分離技術の進展・アキラル分離への高分子セレクターの応用

特集 拡がるクロマトグラフィーの理論

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特集

拡がるクロマトグラフィーの世界
超臨界流体クロマトグラフィーの世界

 固定相と移動相に対する分析種の相互作用により,分析種の分離をおこなうクロマトグラフィーのうち,移動相として超臨界流体(主に二酸化炭素)を用いるものを超臨界流体クロマトグラフィー(Supercritical Fluid Chromatography,以下SFC)と呼ぶ。SFCは,種々の試料の分析に利用され,応用分野が拡大している。薬物やその光学異性体,脂溶性ビタミン,高分子添加物,オリゴマー,多環芳香族炭化水素,石油製品,脂質,環境汚染物質,農薬,更に,エッセンシャルオイルなどの揮発性の高い物質も含め,多種類の成分の分離例が報告されている1, 2)。特に光学異性体の分離・分析,分取精製について多くの研究がある3)。より詳細な内容については,総説・解説2-11),SFCの歴史の解説12)を参照して頂きたい。最近ではアミノ酸やペプチドといった生化学試料にも分離例の報告13)がある。このような分離分析,分取精製法は,2008年のリーマンショックによるアセトニトリルの一時的な枯渇の影響や環境保全の観点からも海外では特に注目されて,LCからSFCに切り換えている企業が増え,最近ではアキラル物質の分取にも活用されている。ま...

堀川 愛晃
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堀川 愛晃

World of Supercritical Fluid Chromatography

Yoshiteru HORIKAWA(正会員)

  • 2004年 静岡大学大学院理工学研究科博士課程修了

  • 日本分光(株)LCソリューション技術課 係長

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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