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化学メーカーでは,固定層反応器や流動層反応器など様々な種類の反応器を使用して製品を製造している。物質移動や熱移動などの内部の現象は,反応器の種類によって大きく異なる。そのため,スケールアップの際に留意すべき点も違ったものとなる。さらに,同じ種類の反応器であっても取り扱う化合物や組成が異なると密度や発熱量が違うため,スケールアップ時に注視するポイントが異なる場合もある。このようにスケールアップをおこなう際は類似の反応器での事例を参考にしつつ,何が支配的な因子なのかを詳細に検討することが重要である。 本稿では,フラスコレベルの反応を実際のプラントスケールにスケールアップし,反応熱を有効活用したプロセス構築事例をご紹介する。合わせて,実機の反応器を対象に触媒劣化モデルを作成しそのシミュレータを構築した事例について説明する。 ...
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