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2020 Vol.84 No.8

巻頭言

特集

意外なところで役立つ過飽和,過冷却,過熱状態の理解と応用

 結晶の析出や蒸発などに代表される相変化を伴う操作では,融点以下に冷却しても凝固しない過冷却状態,沸点以上に温度を上げても沸騰しない過熱状態,また飽和溶解度以上に濃縮しても固体の析出が起きない過飽和状態などの現象がしばしば観察される。これらの現象は,工業操作においては製品品質のばらつき,爆発事故,生体では病気の一因になるなどのトラブルの原因になる一方で,これらの現象を積極的に利用することにより,これまでになかった新しい機能をもったプロセスや製品の開発も可能となってくるため,様々な分野で研究・開発が活発におこなわれている。
 本特集では,過飽和現象の理解と材料開発への応用,過冷却の理解・制御と食品や化学製品への応用,過熱状態の理解と伝熱促進や安全分野への応用など最近の話題を紹介する。一見関わりのない分野における現象の理解や技術的な工夫が読者の研究や開発を進めるヒントになれば幸いである。
(編集担当:中村一穂)

学生会員の声

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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