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巻頭言
特集
プラズマは固体・液体・気体に次ぐ物質の第4の状態と言われ,気体分子が陽イオンと電子に分かれて運動している電離状態である。これを利用したプラズマ技術は,CVDプロセスなどの材料開発から,不活性な表面の活性化,滅菌等々,潜在的な応用を幅広く持つ技術である。一方で,従来プラズマは低圧下での発生が一般的であり,発生に密閉チャンバーを必要とし,大量処理や連続処理に応用するのが難しい技術でもあった。これに対し,1990年前後に大幅な技術向上がなされた大気圧プラズマは,常圧下での発生が可能であり,密閉チャンバーを必要とせず,インライン化,パターニング,大量処理などが容易であり,工業プロセス,化学工学とも非常に親和性が高い技術だと言える。実際,この技術開発を受けて,近年,大気圧プラズマが材料開発からバイオ用途,水処理など,様々な応用用途に展開されている。本特集では,近年の産学の取り組みを概観し,大気圧プラズマの理論,装置の紹介から,大気圧プラズマだからこそできる大量処理の事例,今後につながる技術の種を紹介する。
Features and Characteristics of Atmospheric Pressure Plasmas
Device Configuration of Atmospheric Pressure Plasma
Low-Temperature and Rapid Synthesis of Molecular Sieve Silica Membranes via Atmospheric-Pressure Plasma-Enhanced CVD
Air/Water Environmental Remediation Technology Using Atmospheric Pressure Discharge Plasma
Current Status of Plasma Agricultural Researches
Bio・Life Technologies Realized by Advanced Plasma Processes
研究室紹介
芝浦工業大学 工学部 応用化学科 分離システム工学研究室
学生会員の声
広がれ!ダイバーシティ
2022・2023年度会長選挙候補者
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