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2022 Vol.86 No.12

巻頭言

特集

「新しいアンモニア」への挑戦

 アンモニアといえば,20世紀以降の人口爆発に貢献したとも言われている人類に欠かせない化学肥料であり,鉄系触媒で高温(400℃以上),高圧(20 MPaG 以上)でN2を解離させてH2と合成するHaber-Bosch 法で合成する。Haber-Bosch 法誕生から100 年以上,技術改良はあったものの今も変わらず合成法についてはHaber-Bosch 法が基礎となっている。一方で脱炭素化が急がれる近年においてはアンモニアを,CO2を副生せずにあるいは排出せずに製造し,CO2フリーエネルギーのキャリアーとして用いる,「新しいアンモニア」が注目され,新たな研究開発や技術開発が活発に進められている。
 本特集では,化石燃料を原料としつつ副生するCO2を地中貯留してCO2を大気に放散せずに製造する「ブルーアンモニア」や再生可能エネルギーによる電気分解で製造したH2を原料として製造する「グリーンアンモニア」などの「新しいアンモニア」にまつわる製造法や用途の開発動向について紹介する。まず従来のアンモニア,ブルーアンモニア,グリーンアンモニアやこれら開発動向について総説する。その上で開発動向として,製法,プロセス,用途に関する開発を紹介する。

(編集担当:伊藤 彰敏)

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    東京工業大学大学院物質理工学院応用化学系エネルギーコース

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Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

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