KV Slide 1 KV Slide 1
KV Slide 2 KV Slide 2
KV Slide 3 KV Slide 3
2019年度以前の記事は
電子図書館をご覧ください

※ 検索ワードを区切るスペースは半角でお願いします。

2022 Vol.86 No.8

巻頭言

特集

化学工学に貢献する先端計測

 計測技術は,化学工学を支える基盤の一つである。さまざまな計測により得られたデータを処理し,体系化することで,化学工学の学理が構築されており,計測はその最初の一歩である。センサーや機器などのハードウェアに加えて,データサイエンスを含む情報処理技術やソフトウェアの長足の進歩により,日々新たな計測技術が開発され,また既存技術と融合することにより,従来は見えなかった現象が,続々と観察できるようになってきた。しかしながら,これらの要素技術において高度化・専門化が進展するのにともなって,計測技術の開発者とユーザとの乖離がますます生じやすくなり,産学のユーザからは,「新しい技術で一体何が測れるのか?」が見えづらい状況になりつつあるように思われる。
 新たな計測技術は,産業界において,新しい製品・技術開発や,時流に対応した新しい顧客ニーズの掘り起こしなど,様々なイノベーションをもたらす可能性を秘めている。一方,計測技術の開発者においても,産業界を中心に数多くのユーザを取り込んで,優れたシーズを応用展開したいというニーズも大きい。本特集では,商品化された技術や実用化に近い段階にある最先端の「尖った」技術について,開発者の皆様に「何が測れるようになったのか」を中心に執筆いただいた。本特集が,ユーザと開発者の橋渡しの一助となれば幸いである。

(編集担当:比江嶋 祐介)

学生会員の声

トピックス

Online ISSN : 2435-2292

Print ISSN : 0375-9253

Image 2022 Vol.86 No.8
image

PDFを閲覧するにはAdobe Readerが必要です。

お気に入りから削除しますか?

はい